七福神の由来は、
「七難を避けて七福を生ず」と書かれた
仁王護国般若という経典にあると言われます。
その功徳で七難から救われたというものです
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布袋尊(福徳の神)
御利益
大量、福徳、度量
出身地
中国
特 徴
七福神の中で唯一の実在の人物。唐の時代に活躍した僧で本名は契此(かいし)。人々からは「布袋さん」と呼ばれて親しまれていたようである。日頃から手に杖を持って大きな布の袋を背負って歩いていたところから布袋さんと呼ばれるようになった由来とされている。
寿老人(延命長寿の神)
御利益
延命長寿
出身地
中国
特 徴
人徳の神の代表として七福神に加えられている福禄寿に対し、寿老人は純粋に延命長寿をつかさどる神とされている。いつも杖をついていて、かたわらには鹿を従えていた。「鹿」は禄と音通することから延命長寿と福禄の神としての性格を持つことが理解できる。
福禄寿(人徳の神)
御利益
延命長寿、人徳
出身地
中国
特 徴
頭の長さと胴体の長さがほとんど同じという相当な長頭である。さらに「福神・禄神・寿神」の三神を意味するといわれ、その巧徳はさらに拡大され人徳の神の代表とされている。中国の道教でまつる星宿の化身であると言われている。
弁財天(財福の神)
御利益
学問、芸能、音楽
出身地
インド
特 徴
七福神の中でただ一人の女性の神で、一般的に弁財天様として親しまれている。また琵琶を持って音楽を奏でている。名前はインドの河の女神「サラスバティ」に由来する。弁舌が達者で、社交性に富、愛嬌のある神として祀られていることが多く、学問・芸術を守護する。
毘沙門天(成功の神)
御利益
成功、威厳、勝利
出身地
インド
特 徴
左手には宝塔を右手には宝棒を持っている。 宝塔は、人々に福徳を与え、宝棒は怨敵をくだくことを象徴していると言われている。蘇我馬子の味方した聖徳太子がピンチに陥った時にヌルデの木で四天王像を刻んだ所、戦勝を導いたと言われている。
大黒天(財福の神)
御利益
五穀豊穣、財福
出身地
インド
特 徴
頭には頭巾、手には打出の小槌、両足には二俵の米を踏んでいる。頭巾には「上を見てはいけない」という意味が含まれており、日常、謙虚であるべきことを教えている。また二俵のお米は、「知足」の教訓を示している。打出の小槌からは、お米たお金が湧出るといわれている。